2016.08.09

最近、テレビや雑誌などでよく、腸内フローラという言葉を耳にしたことはありませんか?

腸内の細菌叢のバランスを整えることにより、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病やがんのリスクを減らすというものです。

プロのスポーツ選手が引退後、腸内を研究する会社を建ち上げたり、現役の選手がパフォーマンスを上げるために、腸内フローラをコントロールしていたりと、とても注目されています。

腸内フローラと同時に、腸につながる体の入口として、口内フローラも話題になっています。

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お口の中も、腸の中と同様に多数の細菌が常在しており、食べ物と一緒に飲み込むことにより、その細菌が腸に届くので、お口の中が汚れていると、腸にも悪影響があると考えられています。

特に虫歯菌や歯周病菌は、動脈硬化や糖尿病に影響すると考えられています。

最近では、医科の方から、入院される前、がんの放射線治療の前、手術の前などの患者様の口腔ケアのために、歯科へ来院を薦められることも増えてきています。

内科的に予想される合併症を軽減したり、誤燕性肺炎を予防したり、また治療後の治癒力にお口の中の環境がとても、重要なようです。

私たちができる身近なことで、お口の中をきれいに保つことが、全身の健康の入口かもしれません。

半年に一回は、定期健診をうけて、お口の中から健康を維持してみてはいかがでしょうか。